ヒストリー

ペキニエ社とは?

ペキニエ社は、現代に於いてフランス唯一の完全オリジナルムーヴメントを持つ独立系マニュファクチュール・ウオッチメーカーです。

過去の歴史的要因により現代はスイスが主な高級時計製造地になっていますが、現代時計の基本構造はフランスにて約2 世紀前に完成されたとされています。
つまり、フランスの王侯貴族文化の下、技術や付加機能が育まれそして大きな付加価値文化を作り上げてきましたので、『 時計の故郷=フランス 』 であることは歴史的事実が物語っています。

そこでフランスに本社を構える<ペキニエ社>は、

“この世で全く新しい機械式ムーブメント”

を創造し、フランス時計製造を現代に復活させる事に挑み成功しました。“この世で全く新しい機械式ムーブメント”は、時計メーカーの単なる自己満足であってはなりません。

今までの機械式時計の常識の限界を超え、使用者にとって<利便性・有益性・芸術性>が高まっていなければ意味を成し得ないと<ペキニエ社>は考えています。

ペキニエ ブランド ヒストリー

フランス・ジュラにあるモルトーに居をかまえる<ペキニエ>は、情熱とクオリティーの高さを有しつつ素晴らしい時計製造の伝統を守り続けるフランスの独立系ラグジュアリーウオッチブランドです。

ジュラ山脈にまたがるスイス、フランス両国で19世紀から時計製造業は大いに栄えましたが、1970年代に起きたクオーツショックでフランスの時計メーカーは壊滅的な打撃を受け、ほぼ姿を消していきました。

そんな伝統的な時計製造業がすたれていった時代である1973年にエミール・ペキニエが自身の生まれ故郷であるフランスモルトーに<ペキニエ>を設立したことから物語は始まりました。
創業者:エミール・ペキニエ 氏
主に医療用に使用される316Lステンレススティールをいち早く導入、
ステンレススティールにダイヤモンドをセッティングするなど、時計界に大胆な創造力とアイデアをもって数多くのレディース ウオッチを生み出しました。
(代表作:アテラージュ、マサイ、カメレオン、モーレア)
2004年、”フレンチマニュファクチュール“を復活させるプロジェクトが始動。2007年にはムーブメント開発がスタートしました。

2009年、およそ250年間も基本構造が変わらずに今日まで続いてきた動力機構の概念を覆す新駆動方式、『センターシャフト・ドライブ』を研究・開発し、この新駆動方式を組み込んだ画期的な完全自社設計ムーブメント、Calibre Royaleカリブル ロワイヤル)を発表。

時計史に”フレンチマニュファクチュール復活“という新たなページを刻みました。

フランス無形文化財企業

<ペキニエ>はフランス経済産業雇用省から、「Entreprise du Patrimoine Vivant (EPV)」の認定ラベルを付与されています。
EPVとは「名高い、あるいは古くから受け継がれた稀少なノウハウによって構成され、伝統的技術あるいは一定地域に根ざした高度な専門性の熟練に基づく経済的文化財を有するフランス企業」を無形文化財企業として認定するものです。